古道をとるとしょっちゅう「通行止」にであう。地図から迂回路をさがして、サイク、ちょっとダメだった、で終わるのだけど、今回は、なぜか古道・田舎道トレースにこだわっていて、意気込みがちがった。
駅家から服部池湖畔を北上すると、いきなりがけ崩れ通行止にぶつかった。
さすが、しょっぱなの古道ヒルクライムから、こうかと先行き不安。でも今はお盆休みで工事関係者も現場にはおられんだろうと、マア自転車はかつぎよ!と、登りはじめた。せせらぎの音と木漏れ日の道は、がけ崩れがあったようには、おもえない。すると、道を倒木がさえぎっていて、路肩が道三分の一ほどながれていた。倒木はすでに二分割されて、走っていても大丈夫。今年の夏は雨ばかりだったよな。なんて気分はかるい。幹線道への出口はカラーコーンでふさがれていた。自転車かついでよっこらしょ。
そこへカブにまたがったおじいさんがやってきた。この道はダメか?いやカブならOKよ。と、いらんこといってしまった。なんせ、いまカラーコーンまたいだのを、見られてる。おじいさん道のことより、自転車に興味深々。自転車は幾らか?どこへゆくか?どこからきたのか?。マー普通の質問。「あんたー、強いよ」ヘッヘhッヘ、誉められちゃったよ。強行突破してるのに。おじいさんも強行突破。
翌日、ザンザンザンと雨がふる。コース最高地点の比婆山尾根越えから、次の峠「王居峠」へ。ここには幹線道にトンネルが出来ている。そこへはいる幹線道の高架の下に、九十九で古道がある。そしてトンネルの上の尾根をぬける。
この古道入り口に通行止。まーここも強行突破よ、と落ち葉のつもった道を登る。大きくターンするところに、どっかり崩落。雨の中崖を抜けるコース考えた。現場確認されたような足跡を見つけた。崩落は7mほど。でかい木が横たわってる。ならばと自転車担いだり、杖にしたり。最後は自転車おっぽりだし。
で突破。するとまた倒木。ここはくぐって突破。もうびしゃびしゃ。峠をぬける場所にはなぜか通行止めの表示なし。だれも通やないのだろう。この道これで朽ちてしまうのだろう。すこしさびしい。