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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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国境と間道

備後と石見・出雲の西の境は赤名峠になろうか。古代には赤名越えよりも草峠越えが主要路だったのか、風土記には頓原に関所を示している。

下って、江戸時代には、主要道は赤名になっているようで、出雲・赤名と備後・布野が宿場に指定されている。この間に番所が、いまの横谷のR54にある郵便局あたりにあったらしい。そして、その東の捨金という場所に間道の番所があったという。時代劇っぽくて、いいじゃないか。

赤名のトンネルは自転車で走ると、大型車が離合すると、壁までよせないといけないほど狭くて怖い。旧道はトンネルの上にしっかりのこされていて、スギの森の中で湧水もあって、快適なんだが、舗装されていない。先日のパンク、タイヤ断裂から、ダートに弱気になっていて、出雲への自転車道さがいていることもあって、はしりにいった。

国境と間道_d0089494_1611196.jpg


赤名から西の真木からも、
国境と間道_d0089494_1626354.jpg
東の谷からも道はダートだった。残念ながら回避。MTBなら、もってこいの感じがする。こわごわ赤名のトンエルをぬけて、すぐR54を左にはなれる。ここが江戸時代より振るい往還道らしくて、「出雲街道」のカンバンがある。吉谷の分岐をすぎて、次の分岐をはいる。蔵がならんだ大きな屋敷の家もあって、それは出雲吉田の田部家のミニ版の感じ。山中の一軒屋の屋敷はむかしの鉄山師の家だそうだ。りっぱな石垣が、その加工に手馴れた人たちによるものだとおもう。なんせ岩を相手の仕事なんだから。

吹谷までの道がダートで途切れた。地図には民家マークがあるが、車では入れない。やはりMTBか!
引き返すみちに、ふるびた、いかにもふるびた神社をみつけた。須佐神社とある。表示に10世紀後半に、出雲横田から神様が降臨したとある。
国境と間道_d0089494_16264471.jpg


この山中には縦横に道がある。その道をいまも作業道として改修されたりしている。尾根一つで赤名や高野に接している。ただ車だと布野から君田をぐるりとまわることになる。MTBがいいのだ。
君田と高野の間の宮原に杵築神社があって、この山中一円の信仰があったという。この神社は9世紀後半に出雲から勧請されたという。
国境と間道_d0089494_1627096.jpg


すっかり、備後と出雲の境をはしっているつもりが、この山中一帯は出雲の神々のテリトリーってことになった。
赤名と布野の間15kmの幅は、国境なんてものでなくて、そこは別のエリアなのだろうと思う。そこへ通う道はいまも自動車を受け入れてはないようだ。神々に仕える人々の主が、あの蔵をならべる屋敷の主人であったのだろう。
by forumhiroshima | 2009-09-19 16:22
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