こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
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メモ帳

広島城普請・測量道具の行方

出雲国風土記(733年)に「神名火山、郡家の東北のかた九里四十歩なり。高さ二百三十丈、周り十四里なり」などやまの高さが記載されている。古代の測量技術のプロは行基だけではないようだ。出雲生まれの開拓地普請のプロ、平田屋惣右衛門(日本人物風土誌)には出雲の歴史織り込まれている。

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602年半島の百済から観勒・カンロクが天文学、陰陽道の経典をもって渡来、聖徳太子が604年に彼のよった歴が採用されている。測量技術の伝播は古い。

納税金額を決める検地測量は武士にとって重要で、毛利氏も厳島合戦ののち獲得した大内氏の領地を検地している。毛利氏にとって測量技術は生存条件だったはず。

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としても、最も効率の良い南北ラインを広島普請に導入せずに、東へ傾けた複雑な設計基準線を採用したのだろうか。

広島普請以前に毛利氏の重鎮、元就の三男の小早川隆景はその領地の三原の海に砦を築いていた。1580年から始まっており、1590年ごろには広島城より早く、三原城は完成していたといわれる。三原城の基本線をさがすと、やはり東にかしいでいると見える。

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毛利家の祖・大江広元は下級貴族であっても都をのがれ鎌倉幕府の重鎮となった由来から、鎌倉の町の傾きも見てみた。鶴岡八幡神社の参道は海へむかって直線だった。若宮大路とよばれ京の朱雀大路をまねたという。が、東に傾いでいる。広島・三原と共通する何か秘密が?

八丁堀、福屋の西から今の金座街となった埋められた平田屋川。北へ向かう広電白島線が広島城の東堀のラインは、城普請のころ既に集落があり寺院があった白島(そのころ箱島)の、この海でもっとも古い歴史といわれる碇神社に延びる。そばにある宝勝院は城普請奉行の二宮就辰の子孫が広島城の鬼門守護として開基された。城に深い縁があるようだ。

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広島城完成時に測量につかった縄をここに集め、大繩に編んで大綱引き大会を開催したらしい。碇神社に大太鼓の祭りが開催されるが、その由来かもしれない。縄はここに収められたという。

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ビルや寺社、埋立地の突端、開削された掘割などに稲荷神社が勧請される。建築を縄張りいう。湿地に土盛りしてつくる道を畷(縄て)という。それらの守護の神として招来された神に収める縄張りにつかった縄を収めた倉庫が稲荷社となる。小さな道端の真っ赤な鳥居に出会うと、周りを見渡して、この土地の“きしかた”を思う。碇神社のクスの林に小さな祠が丹後だったか丹波か、〇〇稲荷社があった。

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碇神社の境内に箱島だったころの地図が掲示されていて、五箇ノ庄と周囲の地名が書かれて、その地名は所有者不明の湿地などの場所の一般名詞だという。広島はこの上にかぶさった地名で、城の南の海岸線の砂州はどんどん成長していたことだろう。曖昧な広さを言っているようにおもえる。広がる島!。

江戸時代・北斎の富嶽三十六景が売り出されたころ、江波島の漁師と仁保島の大河の漁師の海苔ヒビを置き栽培する干潟の領域争いが勃発。浅野藩が調停し、本川河口の“西袖の鼻”(砂州の突端だろうか)から真っ直ぐに見通し、“向こう沼田郡八木村の内 あぶ山を目標に”を境界線と決め、またこのラインが安芸郡と佐伯郡の新しい境とされた。(新修広島市史)

千田町は生まれていたが、吉島町は拘置所までが埋め立てられて先は海だった。宇品も出島も出現してはいない。のちに安芸・佐伯を合わせて、安佐郡が生まれ、のちのちに広島とかわる。

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海の新しいラインの基点の“西袖の鼻”は所在が分からないが、吉島の広島市環境局中工場へ向かうバス通りのラインは、広島城南の大手通りを北上しエディオン広島の西側から広島城天守閣を抜け阿武山へ到達する。天守閣と阿武山とのラインで漁場の境界を見分ける。見立ては漁師の重要なわざだ。違反は申し訳できない。

これが広島城の普請の基本線だろうか。厳島合戦を勝利した毛利元就は、水軍として戦ってくれたここの住人たちに、堤を築いて土地をつくれ!といい造った土地の所有を認めている。

今も広島市街地を東西に抜けるには時間か高速料金がかかる。城普請は海へ開かれて、上流から下流への縦にされ、横には直線で抜けるルートはない。城は海だけをみているようだ。

毛利元就は厳島合戦ののち、銀山城を隠居とし、地域の年貢の約二分の一を所有したいといい、代々の隠居所にするといっている。(新修広島市史)元就が水軍たちに土地を造らせる。それは、褒賞なのか、隠居所の守りの固めのための方便か。

戦国時代の屈指の武将の毛利元就の、その心がここに設計されて、それは道としていまに、ほとんど変わらず、ある。その上を自転車は走る。道の表情を伺い、走る。元就を伺う。


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by forumhiroshima | 2017-05-18 08:19
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