こひちろうの独り言 |
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あまり気分が良い話ではない。が、なにかに引かれて覗き込む気分になる。
丸原の集落周遊から車道にでて美又温泉方面にぬける。丸原からいきなり山すそがせばまって、そこにおおきな樹木が数本そびえている。その根元にちいさな祠の屋根が道路からせばまった山すそのみえる場所がある。 自転車ではこんな場所は見逃せない。それに登り勾配、休むイイワケにもなる。 標識があった。大久佐川のネズミサシ、ヒヨクヒバ、エノキ、そうしてシキミの群生が町の天然記念物。民家をまくようにエノキ、ヒバがそびえて御幣もあたらしい祠がその下の茂みにかくれるようにある。ネズミサシをさがして裏庭にまわる。西向きの尾根にいくつもの墓標がくずれるようにならんで、その並びは三重につらなって、そこの端に古木のネズミサシ。シキミは並んだ墓標の上にずらりと茂っている。 広島の葬儀は造花が多いが、シキミの木の葉の茂った献花もみる。関東の葬儀ではほとんどシキミだとおもう。シキミはそんな用途の樹木だ。 地名でミサキタニとかケショウタニ、ウシロダニ、ジゴクダニ、ショウブタニ、イヤダニ、アシヤとあれば、それも山中にみつければ、だいたいおおきな樹木と祠。石見では大元神社があるようにおもう。荒神は山口でみかける。 そんな場所は民俗学の本には、石の墓標ができる前、江戸時代前期までの土葬の場所になるとある。 大麻山周回のとき山の北側に青川が入っていて、ここの青という場所もおなじような古埋葬地になっていて、おおきな桜の木をみつけた。東京・青山墓地もそんなところからの名だろう。 宮古島のユタ(シャーマン)の女性の話。[「先の墓・ウタキの神はそれぞれの集落の祖先、それもりっぱな人をまつったもので、神様は人間がなったもので、別のかみさまがあるわけではない」「死後の世界・後生・グジョウに死んだ母の袖につかまって、いったことがある。この世にある一切のものが後生にもある。各自はこの世でくらしたのとまったくおなじような生活をする。この世へは空を飛んで帰った。後生の渚に大勢の人たちが並んで見送った。みんな白い衣装を着ていた。後生の神があとをふりかえってはならぬといった。途中でいましめを忘れてふりかえった。すると、大勢の見送り人はすべて骸骨であった。谷川健一・神に追われて」 ウタキには宮古島ではユタしか入れない禁足地になっている。 古埋葬地の樹木は切ってはいけないのだそうだ。ここの大樹もそんな言い伝えのなかでのこってきたのだろう。いまここに車道が入っていること、は、とてもいけないことになっていただろう。宮古島でももうユタはいなくなっているそうだ。 この祖先を祭りるという場所を共有してきた人々は、小野氏とか柿本氏とか和爾氏とか集団となってこの場所で営みを続けてきた。いま、そんな営みの結果の中の景色を走っている。 神社もその昔の人々を区分していまに伝えてくれる。 次の集落はどんな氏族がつくってきたのだろうか?
by forumhiroshima
| 2006-10-14 17:07
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