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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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出雲・スサノオの記憶

やっともみのき公園から脱出して,出雲のまだ訪ねていないところへ。
出雲市中心から南の山中へ,多岐の海岸から上り始めた。ここに花蔵という温泉のある地名をみつけて,そこから山中へあがる。
石見で花雪神社をみつけて,イキな名に,どうしてかと回りをみわたしたことがある。花月という集落が,この山中にもある。花という地名をのこした人々の有り様が興味を起こす。なると,いってみるしかない。が,わからないのにきまってるのだけど。

地名でいえば,豊臣秀吉が海賊令をだして,海に面する交易の港は津,漁村は浦ときめて,この地名はいまも踏襲されて,訪れるとなるほど!ともませられる。が,ときに山の中奥深くに浦とか津とかがつく集落に出会うと,ここの人々は海辺から移住してふるさとの名をつけたのか,なんて想像してみる。

花蔵への登りをやっとすませて,また登りにはいって,やっと尾根越えをして河畔に。そこを川上に上り詰めると毛津という集落にはいった。地図にある鳥居マークをみつけて,ほそい石段をのぼると,小さな屋代と,幹にいくつものコブをつくった古木があった。毛津神社とある。
集落とそこの神社の名称が一致することは珍しいのだ。古木を回るとその奥にちいさなそれでも大小の二つの祠が森の木漏れ日になかに御幣をかざって鎮座されてあった。深閑として神々しい。のぼってきてよかった。

また境内にもどると,そこに由来の標示がある。スサノオとその妻の神社とあった。この集落の南の尾根をこえると神戸川におり,そこからすぐにスサノオの須佐神社がある。
石見の大田市の西,大浜に上陸した伝説のあるスサノオは,また出雲の島根半島に韓釜神社というこれも山中にその痕跡をのこし,京都の祇園祭の神様にまでこの国にひろがっている。

そのスサノオがオロチを退治した剣をここでけずったという。この毛津神社でのお祭りに剣をもってケズル,ケズルと踊るのだと,由来に書いてあった。だからケズという地名なんだそうで,出雲風土記にたくさんでてくる地名由来のように,あまりなっとくできないオチのようだ。

神社を降りると,老人から声をかけられた。出雲では子供達も大人も,向うから挨拶されることが驚くほどおおい。挨拶がアタリマエのことなんだろう。
老人はこの神社の大木を自慢したあと,戦前に人3人がかえのおおきな松がここに3本もあったが,境内に多いかぶって,拝殿が押しつぶされそうになるため,東京の材木屋に伐採して売り払ったことを思い出しながら話された。松は火力がつよいため,鋳物や精錬にはかかせない用材だと聞いたことが在る。だから,松なんだろうか?また目印の樹でもある。ここは神戸川・八幡原と神西湖へ,多岐への分岐点でもある。

老人は神社のすぐ前の廃屋を指差して,あの家はながく無人だったが先年主人が帰ってきた。が,家がすっかり傷んでいて,いまは神西湖のほとりで住んでいる。することがないといっていいた。自分は今日朝草取りをしてきた。と。ここはいい感じの集落ですね!と私が
出雲・スサノオの記憶_d0089494_11594535.jpg
いった返事だった。
by forumhiroshima | 2007-09-27 12:00
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