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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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山女・山神

もう、しっかり冬になったと、思い知らされる粉雪が時々おりてきます。

谷間は日陰と日向がこれほど違いがあるって、教えてくれます。見上げる尾根が、ベールがかかったように白くにじんでくると、もう白いものが風にまざってくるのは、雨の足音とはちがって、別の場所にワープするようです。そのあと、いきなり日差しの中に入って、青い空に真っ白な雲が走ってるのに、釘づけになります。「冬」にまた、出会います。

備後の国の中央、吉舎の周囲の尾根へ。北の山中の盆地・安田から南下しました。上下川の流域から、九十九な急坂を越すと、あたらしい流れに出会い、馬洗川の流域へはいりました。上下川も馬洗川も三次で江川に合流します。沢山の川を合わせた川だから、ゴウノカワですかね。千代田や大朝の安芸の国から流れる可愛川も合流しますが、この「可愛川」をゴウノカワと呼ぶことも、なにか訳がありそう。
山女・山神_d0089494_18172645.jpg


馬洗川への流れに入る谷口に「山ノ神」の地名をみつけて、昔、春に山から里におりてこられた神様が収穫の後にまた山へ帰られると信じられていたようで、ならば、この山の神には、きっとなにかありそう、と。
山女・山神_d0089494_18174675.jpg


谷へ入る入り口に、山女の養魚場があり、そのそばに山女供養と刻まれた石がありました。山の神はなんとなく女性では?とおもってますので、山女は神の使いでもあるはず。それを供養するのは、神を仏にしてしまって、永久の存在でなくすようで、さびしいと。
山女・山神_d0089494_18181573.jpg


「山の神」へは、落ち葉が広がったほそい道が登っています。すこしで一軒の農家にでて、
山女・山神_d0089494_18282878.jpg
そこでみちはダートになって消えてしまってます。ちょうどその家の主人がでてこられて、ここが「山の神」かと尋ねたら、それはここから尾根を上がったところのことで、廃屋しかないよ。といっておられます。主人はその尾根を越えて、世羅の学校へ通ったそうで、もとは世羅だったが、今は三次になってしまったと、すこし残念そうです。

このあたりは江の川の流域と瀬戸内海へ流れる沼田川の分水嶺で、坂を下っていても、北へ降りるのか、南かわからなくなる場所です。いくども地図で確認しても。判らなくなるのです。ご主人の祖先は、きっと南からここへ、こられたのだろうと思ってしまいました。山ノ神が春に降りられる地は、沼田川の流域なんだろうと、田もみつからない谷を下りました。

※当店のユニホーム
今日は自分の数十回目の誕生日で、メカニックの二人他から、当店のユニホームの前掛けをいただきました。親父の会社の名がはいって、すごく懐かしいものでした。先日新聞に半世紀も前のオヤジの店と写真が掲載されたので、彼らはそれで知ったのでしょう。この前掛けをして、なんとか元気で仕事してゆきたいものです。
山女・山神_d0089494_18273510.jpg

by forumhiroshima | 2009-12-18 18:27
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