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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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鳥になった古代人

摂津の国の東端、東西30km南北15kmの土地、これを大阪平野って名だそうだけど、そこに西から宝塚、尼崎、川西、池田、伊丹、豊中、吹田、茨木、摂津、高槻と10もの市が群がって、その境界線などは、はなから判別できない。私鉄の駅周辺にある高層マンションが家々の間の空から顔をだす。

摂津の国は大阪城が中心でなく、千里の太陽の塔が中心で、そこに広がるのが大阪平野だと、いわれればそうなのか?と。その東端、山城の国とに境界になるだろう芥川が北摂という山から平野に流れ出すすぐ手間に尾根に囲まれた盆地がある。原という判りやすい地名のハラッパな場所に芥川の河上から幹線道で下ってきた。
鳥になった古代人_d0089494_19293292.jpg

低い尾根にぐるりとかこまれて、中央を芥川が緩やかに流れる。
鳥になった古代人_d0089494_1933435.jpg

すぐ南の密集した住宅地がここには峠までしか侵入してきてない。いつもの神社めぐりをはじめて、ぐるりとこのハラッパを回ろうとしたところ登りにかかった。おかしい!。突然方向がわからなくなった。
すこしバタバタしてる。落ち着け!で、地図を確認。神社から西に流れての分岐が細い線で北と南へわかれる。この北へ入るルートの道幅が県道並み。それで、この盆地への河上からの侵入路と混同、ってことだった。
このごろときどき方向を失う。

この場合尾根の並びに遮られた道が南か北かは、その分岐が微妙にすこし南へ振っていて、行こうとする南へのルートが古道の幅で家々への進入道におもえてしまった。

「ポリネシア人の航海士の中で最も有名なタイパアは1769年クック船長に会ったとき、およそ4000kmにおよぶ海域と、その中にある約80の島々の位置をモザイク状地図に再現することができた。これらの島の多くを、その後クック船長が発見!?し続けていったといわれる。実際ポリナシア人は島と島との方角を、おもに星から得た方向感覚で学ぶ。オーストラリア原住民は方向感覚で、沿っている場所を表すだけでなく、日常に会話でも、あなたの北側に坐りましょうか、それとも南側に坐りましょうか、などと表現する。
空間的関係を方向感覚で覚える方法は能率的な方法で、その他の方法にはみられない点である。たとえば、A地点からみて、赤い建物がB地点へ行く方角を示すことがわかっていても、B地点で赤い建物が見えなければ、A地点の方角はわからない。ところがB地点はA地点の北側に位置することをしっていれば、二地点がいかに離れていてもA地点はB地点の南に位置することがわかる。
場所と場所との間を方向感覚で憶える方法は、だいたい直線的に移動する動物に(ポリナシア人やオーストラリア原住民、鳥はいうまでもないが)ことに役立つ。鳥がモザイク状地図によって一つの場所から別の場所の方角を実際いかに記憶の中に蓄えていくかは、まさにこの方向感覚によるという証拠が現に存在する。鳥の渡りの謎 R・ロビン・ベーカー」

水平線は3.83√Hで計算できる。170cmの身長なら約5km先が水平線になる。そこまでしか眼は感知しない。ではその先は?
鳥になるしかない。18世紀のポリナシア人やアボリジニのように。

この国の古代の人々も「鳥」であった。そう思っている。その証拠が「鳥居」だ。
この国にやってきた人々は、自分たちが暮らしてきた暮らし方をこの土地ではじまるよりなかった。そして、この土地を知る、計ることから始めるしかなかった。明治時代にやってきたオランダの測量士が川を滝だといったという。古代の人々も未知な土地を知ることをはじめただろう。偵察、斥候。そして、ポリナシアの人々とおなじように、尾根の向こう、頂の向こうを、水平線の向こうを計ったとうに理解してきたのだろう。
その証拠がある。朝鮮半島ではいまも「ソッテ」が作られるという。ソッテは「木や石で作った鳥-多くは鴨-をいただく竿や石柱のことで、安寧と守護、さらには豊作を祈って村の入口にたてられる信仰の対象物であり、神社の鳥居の起源・・・。原始の神社をもとめて。岡谷公二」
韓国にあるソッテの写真
鳥になった古代人_d0089494_2014437.jpg

吉野ヶ里に復元されたソッテ
鳥になった古代人_d0089494_20151098.jpg


いかにGPSがすぐれていても、地図はすこし過去の情報だし、自転車という人力エネルギーで疲れきって、自分の力、自分の感覚だけで、長いか、速いか、なんてほっといて、走ってきたその瞬間にポリナシアの感性が自分にやってくるかもしれない。ご祖先さまたちは、鳥居ってものを道にすえるほど、地平線の向こうを見ていたにちがいない、その血は、お酒ですっかり薄まってしまったけど、タバコ止めたから、ツッペ、なんて。

さきほど紹介した「鳥の渡りの謎」に人間に被服についてのレポートがある。「最近の衣料、繊維は強い静電気を生じる。人間のもつ磁気感受性は、これらの静電気に影響される可能性がある。まったく同じ服を綿とポリエステルで一着ずつ作り、これらの服を着た人を回転椅子に坐らせ、方向感覚を調べた。ポリエステル製の服を着た人は、綿の服を着た人に比べて、方向感覚が著しく悪かった。」

これまで十数年ポリエステルのアンダーで走ってきた。それがベストだとおもってきた。そうか!方向感覚が悪くなったのは、ポリエステルだ!!と、速乾性のあるコットンのシャツをさがしている。
はだかで走れ!!ってことだよな。
もう一つ「方向尾感を調べる回転椅子による実験で、方向確認が最も正確だったグループは南北軸から45度以内に置かれたベットで夜眠った人で、頭を南に、足を北に向けて寝むった人は、頭を北に、足を南に向けて眠った人より方向感覚がより正しかった。」
どうする、狭い部屋で。
by forumhiroshima | 2011-06-21 20:37
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