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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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磨崖仏たち、古代のコピー技術!

「国道をさけて、奈良から裏山越しに瓶原へ向かった。この辺りは昔よく歩いたところで、途中に、浄瑠璃寺、岩船寺、燈明寺など、道ばたにも多くの石仏がみられる。今は車が楽に通うが、はじめて行ったときには、奈良から歩いた。白州正子/十一面観音巡礼-木津川にそって」
「一番に印象ぶかかったのは、奈良へ着いたすぐその朝、途中の山道に咲いていたタンポポやナズナのような花にもひとりでに目がとまって、なんとなく懐かしいような旅人らしいき気分で、二時間あまりも歩きつづけたのち、ようやくたどりついた浄瑠璃寺の小さな門のかたわらに、丁度いまをさかりと咲いていた一本の馬酔木をふと見出したときだった。堀辰雄/浄瑠璃寺の春」
磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_2062537.jpg


二本の橋が国道と旧道とにV字にかけられたなら坂の登りは急坂からかぎの字にまがると、大きなお地蔵さまと目があってしまう。この設定がすごく気に入っている。コンチハ!
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「文人」という言葉ももう使うにはばかることになってしまったようだけど、浄瑠璃寺へは、文人二人がたどったであろうと想像して、旧道へむかった。その入口への分岐がなら坂のお地蔵様から下り始めた神社だった。
屋根がつらなる大団地のそばに、わすれられた風情で古道が、このあたりは砂地のようで砂が路面一杯にひろがって、やはり砂を畝にもりあげた畑の中に続いていた。団地としてあったほうがよかったのかも知れないが、文人たちのたどった道だろうと、彼らと同じ時間にいるようで、車輪が砂にとられる怖さの気分も、幾分か晴れやかだった。
磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_207856.jpg

幹線道路に石仏の里という標識があって、矢印に「大門、ほとけ谷」とあった。吸い込まれるように登りへ。道端に矢印。その方向は小さな谷の向こうの斜面だった。青い磨崖仏がこちらを見ている。これ、気に入ったぞ。
磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_2074223.jpg

ここから、いくつも矢印が現れる。その先はどうみても墓標かとも思うけど、そうではないようだ。道を登りつめたところに浄瑠璃寺があった。お土産屋さんが、雪が舞うなかに開店してある。そばにおおきな駐車場。ここは観光バスのルートなんだと気付いた。そうだろうな!文人の寺です。
堀辰雄のいう馬酔木が一本だけ白い花をつけている。
磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_2075794.jpg

寺は改装中で、参拝のお客様?もおられない。有名な寺社はどんどんきれいになるけど、どこも似てくるようにおもう。郊外型ショッピングセンターと同じように。
寺からそばにある、岩船寺までの1.5kmにコースがあって、そこは磨崖仏が次々にあらわれる。どれもかわいいのだ。雪の中ではいっそう寒そうだ。
磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_2081916.jpg

コースも終盤に車道にでるところに、やはり磨崖仏がある。説明の案内に、笠置の磨崖仏を模写したものだとあった。笠置は高さ16m。ここは3mほどかな。でも似ている。
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磨崖仏たち、古代のコピー技術!_d0089494_2085069.jpg

笠置の磨崖仏が焼けて無くなったのは、1331年の後醍醐天皇の乱の際、天皇が笠置にこもったときの戦いの戦火だという。
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笠置のお寺では失われた磨崖仏を特殊な方法でおこした映像をおいてあったけど、ここにあるでは、ないですか。これも似てるってことなんだろうか。そりゃ言いすぎですね。っていうより、笠置の影響力ってすごい。が感想。
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by forumhiroshima | 2012-01-30 20:11
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