こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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水分神社・船越

船越で船にかかわる海人たちの神社をさがしてみた。地図に北の谷奥に鳥居マークをみつけて走ってみた。
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谷筋からの流れに沿って登ればと、クネクネと細い急坂に気を取られていたら、行き止まりのブッシュにつかまった。そこから下って、やっと暗渠になっていた分流をみつけた。そばの畑で作業されているおじいさんに声をかけて、川筋をたどれば神社にでるかと、もう間違いたくなくて聞いてみた。「山神さんはおられるが、このごろはだれも参っておらん」と返事帰ってきた。神はいた。

小川の幅がひろくなって、岸のコンクリート舗装の道がビニールや竹でごちゃごちゃとしたフェンスに囲まれた畑のそばで終わった。
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そこから地道が雑木林にはいって、水の流れの音が大きくなった。流れが勾配がついた川底を流れて、速くなったようだ。
池の堤防が連続して三つ現れ、その奥のすこし小高い場所へ石段が登っていて、鳥居と祠が現れた。
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神額に「水分神社」とある。そばに採石のバラ石を積み上げたような壁から地下水が押し出されて、滴り落ちて、すこしモヤがかかっている。森には鳥の声もない。
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“水分”を“ミクマリ、ミクマレ”と読む神社は大和の四つの神社、葛木・宇陀・都祁・吉野が、7世紀の古代の資料から解っていて印象深い。以前に吉野水分神社のほかは、以前に訪ねていた。
尋ねていない吉野水分神社は雨水をわける尾根の分水嶺に鎮座しているように、地図ではそう見受けられる。葛木・宇陀の神社は葛城川(大和川水系)と宇陀川(木津川水系)の流れの沿った場所にあった。都祁水分神社は布目川(木津川水系)の水源鎮座にはならないようだ。水源はそのすこし上流の都祁山口神社にあって、そこが古代の水分神社だという。この国の神々の系列にある“ミクマレ”とよばれる大和の水分神社が、自然の分水嶺にすべて存在しているということではないようで水源でも、流域にもあるようだ。

九州の湯布院からヤマナミに入ると最初の峠の水分はたしかミズワケだった。船越の水分神社ははたして、どう読むのだろうか。ミクマレとミズワケ、どう、なん?

『常陸国風土記』行方・ナメカタ郡の条「古老のいわく、・・ヤハズウジ麻多智という、西の谷の葦原を切り開き、開きて新たに田をつくりき。この時、夜刀・ヤトの神、相群れて、ことごとに来たり、左に右に防ぎ邪魔をして、田の耕作しらしむことなし。・・その形、蛇の身にして頭に角あり、・・・ここに麻多智、大きに怒の情を起こし、甲鎧をつけて、自ら鉾をとり、討ち殺し、駆逐しようと、すなわち、山口に至り、標・シルシの杭を堺の堀におきて、夜刀の神に告げていわく、之より上は神の地たるをゆるさむ、此れより下は人の田となすべし。今より後、吾、神の祝・ハフリ(神主)となりて、永久に祭らむ、」
おなじく常陸風土記に「壬生・ミブノ連麿・ムラジマロ、初めて其の谷を占めて、池の堤を築かしめき、時に、夜刀の神、池の辺の椎の木にのぼり集まり、時を経れども去らず」もある。

夜刀の神たちのこの話はとても印象が深い。ジブリの“真っ黒クロスケ”、“コダマ”や今回のローニャの“灰色小人”などのキャラクターを連想する。屋根裏や森の薄暗くて湿気た空間にいかにも居そうな連中が夜刀の神にオーバーラップする。
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「この話がナメカタ郡の話であることに注目したい。ナメカタのカタは“潟”に相違ない。潟と葦とのかかわりは“若の浦 潮満ちくれば、潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴きわたる”という著名な歌からもうかがえる。・・天然の湧水地を大きなため池に造り替え、干潟を干拓してできた田地をも潤そうとするものであったと・・、この話には葦原中国が豊葦原水穂国へ変貌してゆく過程のような・・西郷信綱」

「分」を考えてみた。といっても、漢字なら白川静の「字源」を引くだけ。そこには「分」は“八”(左右に)+刀(わける道具)、とある。「宰相」この国では総理大臣だろうが、この仕事は王の指導により獲得した獲物を均等にわける仕事からきた言葉だという。不公平だと、組織が分解する。宰相も腰に帯刀する。

大正16年“マツダ”の創設者の松田重二郎が大阪で成功し郷里に松田製作所を設立しようと、船越の土地を購入しようとした。その土地付近は狐が出たり、兔狩りができ、また鶴が二羽降りてきたから吉兆だと、新聞に載ったような土地であった。後日この土地は日本製鋼に売られた。松田は大阪市の水道部長に依頼してこの土地の水の事情を視察している。「大池をご覧にいただくと、それで十分とのことだった。 海田町町長千葉利之介」この池が水分神社の池かどうかは、わからないが、大正17年の地図には、大池といわれる程のものは見かけられない。どうだろう。
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夜刀の神の活躍が7~8世紀ごろのことだから、千年の後の松田製作所設立の鶴の舞う土地を潤す水がめは、変わらず湧く水を湛えていたのだろう。

船越の水分の神は水源にあって、夜刀の神の領域との境をさししめしている。水を土地神と人とに「分ける」神になろうか。でも、ミクマレとミズワケ、どう、なん?

船越の北の府中町には“ミクマレ”と呼ばれる水分神社がある。
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by forumhiroshima | 2014-12-07 14:03
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