こひちろうの独り言 |
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昭和59年から60年、出雲・神庭荒神谷遺跡から銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が発見され、その解明に、いくつかのシンポジウムが開催された。その中に松本清張を主幹とした「古代出雲に王権は存在したか」が開催され、そのレジメがNHKから「銅剣・銅鐸・銅矛と出雲大国の時代」として出版された。シンポではこの青銅器群についての考察が多方面から検討されたのだが、歴史学た考古学の巨峰たちの中に地元の出雲古代史家の速水保孝が参加していた。彼は元島根県図書館長の経歴の人で、古代出雲王国の存在を提唱している郷土古代歴史家だ。 日本の青銅器の材料はどれも中国華北と朝鮮半島からの産出の原材料がまざったもので、青銅の生産は日本では7世紀以降だといわれる。神庭荒神谷の出土青銅の化学的分析でやはり華北の銅で、内一本に半島の銅が使用されていたことが、シンポの後に発表されている。(神庭荒神谷出土青銅器の化学的調査・馬渕、江本等) シンポジウムで速水は、「中国では銅山があまりなく、いかにわが国がのぞむからといって、原材料をすべて輸出してくれるのは、余りに気前良すぎる。古来、出雲はわが国有数の銅の生産地であり、いまも島根半島の銅山廃坑跡から自然銅の結晶が拾える。・・・」と訴える。 シンポでも神庭荒神谷出土の銅剣は、畿内鋳造センタ-で製作され出雲に持ち込まれたという意見が有力であった。速水は「出雲はせいぜい黒猫ヤマトの銅剣配布の宅急便センターなのか」と発言し会場から万雷の拍手をもらった。そうなのだ!古代史にはエンターテイメントの側面があって、楽しいのだ。 出雲古代の解明が盛んな頃自分も、木の宗山の銅鐸が福田でつくられたのでは?と考えた。というのは三篠川の河畔にも、その北の白木山の北面にも銅山の廃坑跡があって、明治以降の廃坑なんだが、そのあたりをウロウロ走っていた。こんなこと誰も理解してくれないので、話しもできないが、白木山の東の正木から尾根を登って栃原の集落へ尾根越えで道そばに自生のミズバショウを見つけた。このことは誰にも話したくなかったネ。妄想世界探しもいいことある。ここの登りは、谷向うの白木山の南の尾根が徐々に眼下に落ちてきて、栃原のあけっぴろげの農家の軒先をかすめて空が拡大してゆく、森閑とした、登りの実感が良いルートだ。中国山地の山村はどこでもあけっぴろげの縁側が道に開いている。山村の空の具合もいい。海の広い空は湿気でどこか柔らかい感じ、山はキッリと面がたっている。どちらも結構なんです。 出雲の速水元図書館長は、シンポで銅剣鋳造・製作はスサノオが半島の新羅からの出雲への渡来伝説のように半島からの青銅器工人の渡来である、と口角泡を飛ばす。 このことは、化学的調査で「溶融した湯は一本毎に鋳造され、その順で現地に並べられ、一列90本余りをならべ、次に上に列にとつづき、3列目は原料がつきたため途中で終わっている。原材料は中国製で既存の青銅器のスクラップや鋳造過程の余り屑も使用している。鋳造型をつくった基のモデルも最終の列にいれている」との報告で現地製造が立証されている。 そして、雪国の雪の下の野菜保管倉庫の大根のように埋められている。 出雲・簸川町の築地松の中に息づいている農家の藁屋根が中奥に少し窪んだ弓線で曇りがちの空を区分する景色は、このごろTVで放映される韓国歴史ドラマのセットの農家に、似ている。速水元館長だけでなく、出雲の人々の心情は深くは半島に近いのだろう。 木の宗山の銅鐸が地元産でないことを、出雲・神庭荒神谷の発見の15年後の1999年、同じ鋳型でつくられた銅鐸が佐賀の吉野ヶ里遺跡で発見されたことでやはり九州産だろうと決定された。九州での銅鐸の発見はこれまでの未確認の事例をのぞいて、確実にはこの銅鐸が始めてであるという。ビックな新発見だった。木の宗山の銅鐸は九州から運ばれてきたことになる。だが、原材料は中国産なのである。 出雲の銅剣も佐賀の銅鐸もこれまでの学説では予見できなかった世紀の発見といわれた。元図書館長はシンポの講演に「原出雲国びとの慟哭をきく」との題をつけている。出雲人の心意気なのだろう、か。出雲は神話の国でしかないとしてしまって、古代史の世紀の発見といわれる事態を予見できない、原出雲の存在を否定する学者たちの学説への叛旗とでも思えなくはない。オレは予見できる!!。元館長にエール!!ついでに、古代安芸国福田の工人もきっと賛同・・?
元館長は原材料も出雲地元産出説だが、化学分析で中国産出だとも決定された。だが、インゴットをだれが運んできたのだろうか。 木の宗の銅鐸がつくられたころ(弥生時代中期)の後の弥生後期AC239年、卑弥呼は難升米・ナシメを朝鮮半島の帯方郡にあった中国・魏の役人の仲介で魏の都へ謁見させている。半島に中国の植民地の楽浪郡もつくられ、半島を縦断する交易路が要塞を拠点として造られた。その交易路が卑弥呼の魏の皇帝への拝謁のルートになった。
このあたりの事情は、中公新書に古代の朝鮮半島との流通について書いた岡田英弘の「倭国」から引用。けっこう面白い。 「日本列島に中国の商船が来航するようになって、交易のために山から下りてきた人々や、浦々から集まってきた人々が、商船が到来した河口の船着場に近い、ちょっと小高くなって増水期にも水没の心配のない所に聚落を作る。人々への食料供給のためにすこし離れた山の谷間が開墾されて農場ができる。頭のよくて中国語を話せる住民が出現し、渡来した中国商人との仲介を行いだし、商品を借り内陸へ延びた交通路をたどって行商を始める。行商は物々交換で行われ、入手した商品、例えば毛皮や織物などを運んで船着場へかえる。その間港で待っている商人は、下宿したり、あるいは現地妻をもらって生活する。行商する人々を束ねる首長があらわれ、商人と商権の契約を行い独占化する。小さな都市国家の成立がはじまる」古代の唐人お吉物語があったのか?蝶々婦人? 奈良・正倉院の宝物の搬入ルートもこの様であるのだろうか。 ここで書かれた河口の港とその後背地の農場は中山と温品の弥生時代の遺跡とオーバーラップする。 卑弥呼は銅鐸でなく銅鏡を運んだといわれる。銅鐸は各地で破壊され、また埋められ忘れられた。祭器は銅鏡だけになったようだ。 明治24年、福田の造酒家・光町尽三郎が神のお告げにより木の宗山山中の青銅祭器を発見したといわれる。福田で光町酒店なんぞと、探してみたが見つからなかった。
by forumhiroshima
| 2015-01-28 12:55
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