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こひちろうの独り言


マネージャーの独り言を綴ってみたりします。
by forumhiroshima
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江の川

西からはじめた石見詣でもいよいよ江の川に到着。
江の川は大河のしてはほんの一部が安芸の国との国境で,あとはゆうゆう石見の真中を流れている。川が交通の障害でななかった・・と。
石見中通り街道がこの江の川を渡るところが川戸。いまは桜江大橋がデーンとかかっている。その東端の堤防に一本の木があって,ここに江戸時代には番所があったとある。
その木と道をはさんだ山側に地蔵堂があって,朽ち欠けた標示板にこの渡航がまだ渡船にたよっていた昭和34年に事故があって一人の乗客がなくなったことが記されていた。そのころまで橋がなかったということになる。

江の川の地図でコースを決めているうちに,この川岸の集落で渡川するほか,そこに行く道がない集落をみつけた。瀬尻。集落にはJRの鉄道も通っているのに駅もない。

川戸からその集落の手前やく1kmほどか,道が入っている。いまJR三江線は普通になっていて,もしかしたら鉄道の線路伝いにいけるかもしれないと。
その行き止まりの集落への入口に3kmで行き止まりの標識がごていねいにも二つもあった。でも走りこむ。ちょうど大田川右岸道路のような気持ちよい。最後の民家からほどなく行き止まり。路線への踏み跡もあって線路にたった。ふとトンネルがあったら真っ黒。と思いつく。コワイ!

橋に引き返して川沿いにくだる。瀬尻の集落あたりは竹薮で対岸からは見えない。次の橋をわたると川平。橋のたもとに道を見つけて入るけど地道ですぐに行きとまる。

こじんまりとした,いまは列車もこない駅前に手作りの案内板をみていると,郵便やさんがとおりかかった。瀬尻には川沿いにはいけないことを教えてもらった。そして山側から入るルートを丁寧におしえていただく。左,左だよ!左。とホンダ・カブで走り去った。

川平は伸びやかなたたづまいで,神社やお寺をフラフラして集落のはずれの橋で地図をみていると,郵便やさんにすれちがった。橋を渡っても,渡らなくても,この谷をのぼることになる。そこで左。と念押し。そうしてきついよ!!
へなへな!でも,また郵便やさんに出会いそう。行ってないとハズカシイ,とスタート。

谷をつめるといっきに急坂になって,分岐。井戸君石碑。集落の端によくみかける。谷をつづらにおりる。路面は小枝と落ち葉。道に歌声が聞こえる。すぐにその声に追いついた。ちいさなおばあさん。こんにちは。あんたは誰?自転車乗り。えぇー。
おばあさんは歌をやめて道端のしげみの高い所に,そばにあった小枝でなにかを引っ掛けだした。ムカゴでもありますが?いや,あのハッパをとる。じゃあ,とその枝をひっこぬいて渡した。

あんたは川平の公民館の人か?いや,自転車乗り。と話は絡まない。
この谷をくだった瀬尻へいきたい。そうかい,でも瀬尻の人四軒はこの春そろって,まちへでたよ。おばあさんのところは?今は自分ともう一軒。おばあさんは家族は?自分は一人。あとはイノシイとクマ。

瀬尻への急坂は道いっぱいの小枝とはっぱ。もう山へ帰り始めていた。
午後2時をまわると山々には日陰がどんどん広がってくる。あたたかい,霞がかった杉林にスポットライトのように陽射しがさしこんで,ここの,この冬は・・。
江の川_d0089494_14241747.jpg

by forumhiroshima | 2006-10-19 14:31
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