先月月末の新聞に高宮町の江の川支流にサケが遡上している記事があった。今月2日の朝日新聞に写真入りで,この遡上が報道された。
これまで数匹のサケの遡上は毎年のように報道されていて,そこには小学校の授業でサケの放流をしていて,それでの遡上とかかれていて,同じように島根半島の唐川でも放流と遡上がもうだいぶ前からはじまっていて,江の川でもそんなことがあるのか,程の興味だった。
が,今回の遡上は群れになっていると,報道。サケの帰還が,すっごくうれしいと,まったく関係ないのに思ってしまった。
記事でカマという産卵場所まで確認されたと,あって,もう遅すぎるだろうが,そんな集落・川根にいってみた。
おどろいたことに,その遡上する長瀬川はいま工事の真っ最中で,ここにサケがやってきたら,さぞかしガッカリだろうとおもって歩いてみた。
集落中央に自動車通行禁止のふるびた吊橋がかかって,安芸と石見の往還の場所らしく,家も並んで,どこかで見たような景色で。それはそれとして,どこも懐かしい。
ちいさな集落をくまなく回ってみても,たとえばサケが開かれて干してある,とかの景色はみられなくて,川根小学校も静かだった。
過疎という言葉は,過密よりずうーといい言葉だと,思ってるのは町の人間の思い上がりだろうが,こんな懐かしい景色にサケの帰還という出来事は,どんなイベントにもまけないだろう。
生活のなかに大自然のドラマがやってくる,そんな時間が,とてつもなくすごいことに,まだ朝霧がたれこめて,うすぐらい寒さもいいもんだと。