ロードレーサーってものを知り始めたころ、もう40年ほどのなるのかな?サドルは腰を包んでしっかり固定してくれるのだ!なんて教えられた。サドルはどうみてもソファーじゃないのに?
そんなサドルはやはり、おフランスなんだそうで、イデアルってメーカーは牧場で専用に牛飼ってて、それはそれは馬の鞍と同じもののロードレーサー用だと。
自転車の旅ってものしか、理解できなくて、ツールドフランスがTVで放映なんて考えられなかったころの話。古い!!
そのイデアル社のフランス製(後日はフランス製でなくなったらしい)のサドルを、なんと新品でいただいた。それもチャンとメンテされて、包装紙にくるまれて倉庫で眠っていたもの。
セライタリアのロールスってサドルをロードレーサーにつけて15年ものってきて、すっかり表皮は擦り切れてしまっている。イデアルのサドルはそれは、美しくも、クラシック。一年に一回、レースに参加させてもらってるが、その情景にはイデアルは重い印象なんだ。
でも、まあ、そろそろ年がいもなく、お邪魔な選手は、いいか!と、交換。
たしかに、外見はいい感じ。ツーリングのお供にはバッチリ。とまたがって、それはそれは恐れ入った。たしかに包んでくれる感触。
レーサーって存在は、その人がおもっている自分の能力のレベルを軽々と超えさせる。とは、昔にあったセミナーの講師のお言葉だったが、この年で実感なんて、これまでの自転車ややってきたのは、なんだ!と、サドルに恋してしまった。今年中国地域ロードをとったジュニアの大野くんに、無理やりまたがせると、同じ感覚。うれしいね。(でも家ではスゴイけどカッコウが??だそうです)
そうなら、新婚旅行に出かけなきゃ!いけん。実際に実感しなきゃ。それもすこしは長い距離いっしょにいなきゃいけん!と、大好きな出雲をクネクネと回る木次線を比婆の備後落合からスタートすることに。