庄原から南下すると、粟石トンネルから総領町に。
どうしても、トンネルはキライです。それに古道がウネウネと登っていて、これを走らないって事はない。路面にはしっかり落ち葉の層ができていて、車はマレって状態の轍をトレース。ガートレールのない景色は開放感いっぱいで、楽しいのだけど、ゆっくりの下りになってしまう。こんな状態の路面なら、ロードより太めのタイヤってことになる。そのほうが速い。でも、それでも、ロードを走らせるのは、まじりっけのない走りがあるから。弱小者を押し上げれくれると思ってるから。でも小石でフレると怖いです。
粟石峠のくだって古い家並みにはいるところに「須佐神社」がある。高野町を走ってるとき、王居峠たもとにあった神社の名前を見逃していたようで、いやアルツ傾向かもしれないが、雪の積もってるなか、確認に走った。この峠の王は天皇がここに滞在したあかしだと、歴史書にはあるのだけど、王貫峠に祇園社があって、ここにはスサノオ命が鎮座されていて、王居峠にもおなじパターンがあると、ここで名になる王はスサノオってことでもいいのだが、と、出雲ファンとしては空想している。がそこに鎮座されるのは八幡さまと日枝神社の神様だった。
それにしても、そこらじゅうに神社があって、その神々がさまざま、って事不思議だ。
粟石峠のふもとの須佐神社、ふるびて苔むして、注連縄も朽ちそう。備後の国でもスサノオ命は、さまざまな神様のなかでも大健闘されていて、京都・八坂神社と明治時代に改名された祇園さんとしても祭られている。
が、しかしだ!その鎮座されている場所は峠のふもと。そこは、その集落に入ってくる疫病や悪人をさえぎる場所で、仏様だとお地蔵様クラスの扱いらしい。
あの出雲神話で、出雲の国では、ブイブイいわせているスサノオ命の立場ではないようだ。これが納得できないのだ。でもまだ希望がある。これから備後の国を南下してゆくさきにある須佐神社は「備後風土記」に記載されている、この国の守り神としてあるらしい。
粟石峠は、これがまたいいんですよ!と登り返して、パスハンティング。遥か下を走る車を見下ろして、ごきげんになれました。